新神戸オリエンタル劇場
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NYアート事情 ローカルな目線で、パフォーマンス、音楽のショー、イベント等をお伝えします。

 NYに夏がやって来ました。長くはない夏を十分に満喫しようというかのごとく、NYのあちこちで楽しい野外フェスティバルやコンサートが待っています。これらのうれしいところは、ほとんどが無料。これによって大人から子供まで、芸術やエンターテイメントに気軽に親しむことができます。敷物を持って訪れるニューヨーカー達は、青々と広がる芝生の上で寝転んだりしながら様々に楽しんでいます。
 夏の間、これらの野外ステージについてお伝えしようと思っていますが、今回はその1つ「セレブレイト・ブルックリン」についてです。NYのブルックリン地区にあるプロスペクト・パークで行わるこのイベントは1979年から現在に至り、毎年25万人が訪れるそうです。6月から8月にかけてダンス、音楽、パフォーミングアートなど、およそ25のグループのパフォーマンスが予定されています。野外なので天候に左右されることもありますが、雨天でも極力決行するとのこと。
 さる6月24日。朝から直前まで雨が降っていたのですが、幸運にも雨があがり、傘をさすことなく著名なタップダンサー、セヴィオン・グロヴァー氏のステージを見る事ができました。セヴィオン・グロヴァー氏は、1996年にブロードウェー・ショー「Bring In 'Da Noise, Bring In 'Da Funk」 の功績でトニー賞を受賞していますが、今でもその活躍は留まるところを知りません。今年はすでに日本、ロシア、カナダなどをツアーで訪れ、アメリカ国内でもしばしばショーやCMで見かけるほどの忙しさです。
 
 グロヴァー氏のステージの魅力は、体全体で表現されるダンスと軽快な動きで、視覚的にも惹き付けられる上に、NYを拠点に活動するベテラン・ミュージシャンとの共演による「音」を味わえる点です。ステージ中央に置かれるタップ台から拾われた音は、バンドの演奏と共に、聞き手の体を振動させます。グロヴァー氏のタップが打楽器的な役目を担い、ラテンやスウィングなどのグルーブが次々に刻まれていきます。また、ゲスト出演者を迎えて、いつも斬新なアイデアを披露してますが、今回はラップを取り入れていました。言葉とタップのリズムが面白く組み合わさって、新たな音の世界が繰り広げられました。
観客の中には楽しいリズムに誘われて踊り出す人も。夜風にあたりながら、贅沢に夏を感じることができました。


【セレブレイト・ブルックリン】
 http://www.brooklynx.org/celebrate/default.asp
text&photo / Yukako
 
◆プロフィール
Yukako
音楽理論や歌の勉強をするために渡米。現在は音楽活動や情報誌の編集に携わり、日本にも地元NYの音楽、パフォーマンスやイベントを紹介している。

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