新神戸オリエンタル劇場
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NYアート事情 ローカルな目線で、パフォーマンス、音楽のショー、イベント等をお伝えします。

  ダンス、DJ、MC(ラップ)、グラフティの4つの要素が挙げられる「ヒップホップカルチュアー」は、70年代、NYのアフリカンアメリカンやヒスパニックコミュニティーの間で始まったといわれています。彼等の間で流行っていた音楽や、あちこちでけんかが絶えなかった当時、違う形で勝負しようと発展したb-boy(ブレーキング)などがメディアで取り上げられ、次第にビジネスと結びついて、アメリカのメインストリームとなっていきました。現在ではスポーツ的な位置づけとしてダンスバトルが行われるなど、様々に変革しながら、音楽、ファッション、アートなどの分野で注目されています。
 
 今年初めて行われるNY Hip Hop Dance Conventionは、ヒップホップダンスの育成、またアンダーグラウンドで活動するダンサー達のサポートを目的として企画された大掛かりなイベントです。11月1日から5日間に渡って、Apollo TheaterやSony Music Studioを始めとする場所で、ダンスショーケース、ワークショップ、ポエムナイト、ダンスバトル、ヒップホップについて語るパネルディスカッションなどのイベントが行なわれました。
 中でも歴史と伝統を誇る劇場Apollo Theaterで行なわれたショーは、ヒップホップの歴史に功績を残した人(ダンサー、DJ、ヒップホップカルチュアーを撮り続けてきた写真家など)によるスピーチ、ターンテーブルの華麗な手さばきが見られるDJショー、さらに70年代から現在にいたるまで、ヒップホップダンスの軌跡をたどるショーケースで構成されていました。
 ヒップホップドキュメンタリー映画に出演しているb-boy先駆者ケン・スウィフト、また、マライヤ・キャリーやマイケル・ジャクソンのバックダンサーもつとめた、ニュースクールを代表するElite Forceのブッダ・ストレッチなど、ヒップホップダンスの歴史に欠かせない豪華な顔ぶれも見られました。さらに若手ダンサー達で構成されるダンスカンパニー、The Movement、Blade Dance Entertainmentのレベルの高いパフォーマンスもあり、ヒップホップダンスに詳しくない人でも、グループパフォーマンスの動きやその迫力に魅了されていたはず。
 
 今回のイベントでは、ストリート発祥のヒップホップカルチュアーをダンス中心に触れる事ができ、その誕生から約30年を経た今でも、その活気は健在であることを実感できました。
 


【NY HIP HOP DANCE CONVENTION】
 http://nyhhdc.com/
text / Yukako
 
◆プロフィール
Yukako
音楽理論や歌の勉強をするために渡米。現在は音楽活動や情報誌の編集に携わり、日本にも地元NYの音楽、パフォーマンスやイベントを紹介している。

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