新神戸オリエンタル劇場
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NYアート事情 ローカルな目線で、パフォーマンス、音楽のショー、イベント等をお伝えします。

待ちにまったとばかりにNYに夏がやって来ました。今年の夏も毎年恒例の野外コンサートが街の各地で行われています。NY市、公園などの公共団体、企業がNYの文化の新興を目的として企画、出資し、行われる数々のコンサートは、ジャンルも多種多様で、幅広い年齢層の人が一緒に楽しめるようなラインナップとなっています。
 
その第一段として、Madison Squarer Parkの野外コンサートを訪れました。
この公園は、マンハッタンのランドマークの1つ、フラットアイロンビルの近くにあり、23丁目、5番街という便利なロケーションに位置しています。こぢんまりとしているため通り過ぎてしまいがちですが、コンサートのセレクションを見ると、かなり力が入っている事が分かります。
 
6月27日のコンサートには、Mingus Dynastyが招かれていました。
ジャズの歴史に多大な影響を与えたベーシスト/コンポーザーでもあるチャールズ・ミンガスは、40年代にはライオネル・ハンプトン、ルイ・アームストロング、50年代にはマイルス・デイビス、チャーリー・パーカーなど、ジャズのパイオニア達と共演し、後に自らが作曲家、バンドリーダーとして活躍していました。チャールズ・ミンガスが亡くなってからおよそ30年が経とうとしている今日も、20世紀に功績を残した音楽家として、人々の心に刻まれています。
 
Mingus Dynastyは、そのチャールズ・ミンガスの曲を受け継いでいくことを目的としているバンドの1つで、3ホーン(トランペット、トロンボーン、テナーサックス、アルトサックス)とリズム・セクションによる小規模編成のSeptet。NYで活躍する選りすぐりのミュージシャン達が、チャールズ・ミンガスを語るには欠かせない曲を演奏していきます。21世紀の今もミンガスの曲が変わらず演奏され、通りかかるスーツ姿の人達も引き止めてしまう様を見ると、ミュージシャンの演奏力に加え、ミンガスのエキゾティックな楽曲の面白さを再確認せずにはいられません。最後にこのコンサートを締めくくるべく、ミンガスの代表作「Goodbye Pork Pie Hat」が演奏され、ビルの谷間の公園で、ブルージーなサウンドとミンガス節をたっぷりと味わう事ができました。
 


Madison Squarer Park
 http://www.madisonsquarepark.org/

チャールズ・ミンガス
 http://mingusmingusmingus.com/
text & photo by Yukako
 
◆プロフィール
Yukako
音楽理論や歌の勉強をするために渡米。現在は音楽活動や情報誌の編集に携わり、日本にも地元NYの音楽、パフォーマンスやイベントを紹介している。

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