新神戸オリエンタル劇場
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2006.11.24

「自然そのもの」が音楽となり舞い降りる…
「ブルームーン」のように神秘的な夜。
 
ギターと唄を始めて間もない頃、沖縄の旅で人間国宝の照喜名朝一氏と出逢い、三線の手ほどきを受けた丸山茂樹氏。同時に、島の豊かな自然や、新たな友達と出逢ったことで、その土地でその時々に感じた「自然そのもの」を歌うスタイルが生まれた。さらに、バリ島を旅した時の体験が、自然と彼との関係を深くする。
 
「昔から夕日が好きで、夕日を見て涙することもあったんですが、ある時、これは夕日そのものに感動しているわけじゃなく、何か悲しいことや嬉しいことがあったから泣いているだけなんじゃないか、と戸惑ってしまって。でも、バリのライステラスに沈む夕日をボンヤリ眺めていた時にも、ふいに涙が溢れ出てきたんです。何も考えていないのに、涙が流れている…本当に夕日そのものに対して感情が生まれているんだと気づけた瞬間、『生命』という曲が降ってきました」
 
その時から、「自然と」触れ合うことで、「自然に」言葉とメロディが生まれるようになった。演奏をしている時は、いつも記憶がないそうだ。彼にとって音楽とは、「出逢い」によって溢れ出る、自身と不可分なものなのかもしれない。
 
「民族楽器はかなりの数を持っていますが、これも旅先での『出逢い』ですね。音に惹かれ、その音が自分の表現に繋がると思うと、ワクワクして手にしている。三線をはじめ、ガムランでもブズーキ(アイルランドの弦楽器)でも何でも、初めて触った時から何故かかなり弾けてしまうんですよ」
 
「自然そのもの」が、丸山茂樹というフィルターを通して、スクリーンに映し出される。そんな映像的な音楽だが、自らも「丸山茂樹が旅などで見てきたものを、丸山茂樹を通して、そのまま見てもらっているという感覚が強い」という。そんな彼が、間もなく地元神戸でワンマンライブを行う。タイトルは、『蒼い月のみちで』。
 
「ひと月に2度やって来る満月を表す『ブルームーン』のように、貴重で神秘的な夜にしたい。そして、丸山茂樹からは切っても切り離せない『月』という存在が、皆さんにとっても、とても近い存在で、何かのキッカケをくれる『出逢い』のひとつになるだろう、ということを伝えたいですね」
 
旅先でのライブでは、サポートメンバーとの繋がりや大きな公演へのエッセンスを。野外での演奏では、自然からのさまざまな声を。全国のファンや仲間が主催してくれるライブでは、みんなの表情から新たな発見をもらっているという丸山氏。
 
「そういった経験があるからこそ、地元神戸でのライブには、これまで培った表現を詰め込むことができるように思います。特に年末のワンマンライブは、年に1度の大きな挑戦とも言える集大成。2006年、丸山茂樹が出逢った人々や自然の思いの全てを表現したいですね」
 
今までのプロセスを受け止めて、常に新しいことを表現していきたい。いつまでも進化し続ける表現を追求していきたい。そして、これからも「すべての架け橋になっていきたい」…そんな思いを力強く伝えてくれた。
 
「皆さんにとっても自分にとっても二度とやってこない『新しい瞬間』の生まれる時間にしたいです。新神戸オリエンタル劇場を、自然あふれるステージにしますので、楽しみにしていてください!」
 
  
【丸山茂樹HP】http://www.maruyamashigeki.com/
text / Seiichi Endo

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