新神戸オリエンタル劇場
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2007.7.14〜7.15

元・劇団四季の看板俳優で、現在も多くの舞台で活躍している沢木順さん。彼のソロ・ミュージカル『YAKUMO』が、今夏、この神戸の地で上演されることが決まった。
 
沢木順さんが演じるのは、「怪談」などで知られる作家・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の生涯。八雲が4歳の頃から、この世を去る54歳までの生き様を、そして彼を取り巻いた30人を超える人物を、すべて一人で演じ分ける。外国人でありながら日本人以上に日本を愛し、そして最後は日本人として生涯を終えた小泉八雲。沢木順さんが、題材に八雲を選んだ根底には、何か自身と共鳴するところがあったのだろうか。
 
「ソロ・ミュージカルをやるにあたって、ある作家の方から『沢木君がやるべき作品は小泉八雲だ!』と勧めていただいたことがきっかけで『YAKUMO』と出会いました。八雲は、僕自身というよりはむしろ、父と共通点がたくさんあると感じています。演じるときは、父の感性を思いながら演じています」(沢木順)
 
沢木順さんの父といえば、「さくら貝の歌」などで有名な作曲家・八洲秀章さんである。自身の父親の姿を重ね合わせることで、彼の中で八雲はよりリアリティをもった近しい存在として息づいてくるのだろう。「生きている限り『YAKUMO』を演じ続けたい」と語る沢木順さん。2004年の初演以来、この作品は、もはや彼のライフワークとなっている。
 
「初演の頃は、とにかく“精一杯、ギリギリ”といった感じで臨んでいましたが、回を追うごとに新たな発見があり、想像力が膨らみます」
 
歌ありダンスあり、笑いと涙を詰め込んだ上質のエンターテインメント。『YAKUMO』のすべてに対して深い思い入れとこだわりをもっているという沢木順さん。そのなかでもラストの曲『素晴らしい人生』は、舞台をしめくくる感動の名曲。要注目だ。

そして、忘れてはいけない。神戸といえば小泉八雲と深い関係がある土地でもある。最後に、神戸の皆さんへメッセージをいただいた。
 
「八雲は、この地・神戸で、日本人“小泉八雲”になりました。神戸は八雲と最もゆかりのある場所であるとも言えます。神戸での上演は初めてです。一人でも多くの方に小泉八雲がどんなに素晴らしい人物だったかを、特に神戸の方々に知って頂きたいと思っております。『YAKUMO』は分かりやすく、楽しい作品です。難しいところはひとつもありません。是非劇場に遊びにいらしてください!」
 
text / Miho Nogami

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