新神戸オリエンタル劇場
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2007.10.28

1994年に始まったDance co. Y・STREAMの発表会も、今回で14回目となりました。年に一度、開催されるこの発表会。28日の公演を控えて、リハーサルに余念がありません。そのリハーサル室では、激しいレッスンが行われている為、熱気がムンムン。しかも全員が女性なのでフェロモンもムンムン。そして私は悶々…。男性はいないのかと思いきや、「いますよ。数人」と、Y・STREAM代表の小川由起子さん。ちなみに今回の公演での男性出演者はというと、いるんです。3人だけ。
 
Y・STREAMは、神戸や大阪を中心にカルチャースクールやフィットネスクラブなどで、ストリート(ヒップホップ)、ジャズ、タップ、バレエのレッスンを行っており、生徒の数は200人以上。約95%は女性だそうで、目指すは、女版『THE CONVOY SHOW』とのこと。クラスは、“大人の部”と“子供の部”があり、今回は、中学生以上からなる“大人の部”の発表会となります。
 
この発表会、act1、act2、act3の3部構成で、act1と2は、各クラスの生徒ごとに出演。act3は、各クラスの生徒の中から実力派と練習熱心なメンバーをピックアップして結成したユニットが出演して、普段のレッスンの成果を披露します。披露するのは、津軽三味線とタップダンスとのコラボといった、創作ダンスです。私がお邪魔したリハーサルでは、まず、act1の最終演目となる『JIA(ジャ)』という作品のレッスンが行われていました。私が希望した訳ではありませんが、小川さんの計らいで(?)、この『JIA』の出演者の中で一番若いという17歳の高校2年生、新見尚子さんにお話を伺うことができました。「この『ジャ』っていう作品は、どんなんジャ?」。下らんダジャレに引くこともなく、新見さん、「土の神と火の神を表現した、バレエの基礎が入っている創作ダンスです」と、やさしく笑顔で答えてくれました。「一番年下で大変と違う?周りは大人ばっかりやし」、「そうですね。時には、大人っぽさや色気も必要ですし」。SPEEDや安室奈美恵に憧れて、小学校6年生からダンスを始めた新見さん、今回の発表会、ナント15曲に出演! プロインストラクターを目指して邁進中です。
 
さて、『JIA』の後は、act3の最後の演目となる『津軽』のレッスンでした。これは、津軽三味線とジャズ&タップのコラボレーションです。発表会でも演奏をする、津軽三味線の藤本先生の三味線に合わせて、タップを踏む練習を行いました。ダンスには、モダンバレエの要素も含んでおり、「お腹を引き上げてお尻を締めないといけません!」、「ターンの時は、脇を締めて肘を張って下さい!」と、小川さんの厳しい声が響き渡っていました。生徒のみなさんは、気を緩めることなく、一心不乱に練習をされていました。
 
小川さんに、この発表会の見どころを伺うと、暗転がほとんど無いことと、特殊効果をふんだんに使っていることだそうです。また、発表会のタイトルとなっている『掌中の珠玉〜ワ・タ・シ・ノ・ト・ッ・テ・オ・キ 和洋折衷〜』には、小川さんの“引き出し”から、お気に入りを出して来たという意味が、込められているんだそうです。

 
 text / Takamasa Sasaki

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