『トリツカレ男』出演の「西川浩幸&岡田達也&畑中智行」鼎談
岡田:稽古の真っ最中だもんね。しんどい!! もぉぉぉーっ、しんどいです。
西川:はっきり申し上げてね、身体中が筋肉痛ですよ。なんでだと思いますぅ? もぉね、謎です(笑)。
岡田:これ全部ネタバレになるので、原因は言えないですよね。でもね、筋肉痛なのは間違いないんです。
西川:僕は一昨日、鍼に行ったんですけど30本くらい打ったんですよ。
畑中:どんだけひどいんですか(笑)。
西川:大変です、もぉ。昨日の稽古では、鍼を打ってないところが筋肉痛!!
岡田:じゃあ、明日もまた鍼に?
西川:さらに30本!?
三人:(笑)。
岡田:僕は入団15年で、初めてですよ。朝10時に稽古場のそばの公園に行って、毎朝早出特訓っ!!
西川:中野区の区民報に載ってたもん、公園で「○○な男」現れるって。
岡田・畑中:(笑)。
畑中:けっこう、みんな大変なんですよね。
岡田:畑中はしんどくないの? 肉体的には?
畑中:肉体的には去年やった『少年ラヂオ』に比べたら、全然楽ですね。
岡田:あぁー、ラヂオはねぇ。
畑中:あれは、なんか「ずっと走ってろ!!」みたいな役だったんで。それに比べると、今回はまだおとなしいですよ。
岡田:今の稽古場は、まだ芝居の稽古じゃなかったりするときが多いですね。
畑中:そうですね。
岡田:一体何をやってるんだ、この劇団は?って。
畑中:芝居と同じくらいチカラを入れてやってますよね。
西川:昨日、気づいたんですけど、ふと見ると稽古場のあちこちでね、みんなで相談をしてるんです。そこかしこで。セブンだ、シックスだって。
岡田:まぁ、そんな稽古場なんですが、これはね、本番で皆さんには観ていただくとして。
畑中:今回の『トリツカレ男』は、原作があるんですよね。いしいしんじさんの小説「トリツカレ男」同名タイトルをキャラメルボックスが舞台化するわけですけど…。
西川:原作を読んでから観ても全然大丈夫です。全く問題ないです。
畑中:そうですね。
岡田:読んでいただいてからでもいいし、観終わってから読んでもらっても…。
西川:二度、三度と楽しんでいただくのがいいんじゃないかと。
畑中:お芝居は、基本的には原作にそって創っているんですけども、オリジナルの要素がたくさん入ってますので、今回は。
岡田:そうですね。キャラクターを、まんまというよりかは、ちょこっとずつ…こうね。
畑中:(岡田を見て笑いながら指をさす)
岡田:指さすなよ。
西川:2004年に北村薫さんの『スキップ』という小説を上演しましたが、『スキップ』はほとんどそのままなんですが、『トリツカレ男』はもうちょっとオリジナル色が入ってる。
畑中:そうですね。
西川:『トリツカレ男』は、ちょっとファンタジックな世界じゃないですか。だから何でもあり的なところはあると思うんですよね。
畑中:限定しないですからね、原作は。
西川:童話みたいな話ですから、達也くんなんて、あんな役ですし。何でもありですよね。けっこう好き勝手なことしてるよね、みんなね。
岡田:わりと無法地帯という感じにはなっていますね(笑)。
畑中:若干いきすぎてる傾向もありますけどね(笑)。
西川:最近の菅野くん、とかね。
岡田・畑中:あーーー。
西川:ね?!
岡田:おもしろいですよね。菅野は。
畑中:すごいフィットしますよね、この世界に。
西川:『クロノス』(※参照1)を観て菅野くんを大好きになった方は…。
岡田:観にこないでください。
西川:いやいやいやいや(笑)、Newスガノくんだと思ったほうがいい。
畑中:あぁーーー。
西川:こんなこともできるんだと。新しいよね。
岡田:あそこまでの菅野くんが観られるのって、ちょっと記憶にないですよね。
西川:ヒロインも、ちょっと今までのヒロインとは違います。ヒロインだけど、かなり、やります(笑)。
畑中:キャラクターが、原作から、ちょっとぶっ飛び気味な役なんでね。
西川:かなりはじけた人たちがいっぱいいて…
岡田:役者としては楽しいですね。
西川:だから筋肉痛なんですよ。はじけすぎて。
岡田:楽しいのは楽しい。でも、そろそろ淘汰をしたほうがいいのかなって。
西川:いや。これはね、自然と整理されていくんです。何故かというと、疲れていく(笑)。わぁーってやってても、そのうち動けなくなっていく(笑)。
岡田・畑中:(笑)。
畑中:そして、クリスマス公演と言えばーーー
三人:定番の神戸っ!!
西川:僕ね、キャラメルボックスではものすごく久しぶりなんですよ。1年半ぶり。『俺たちは志士じゃない』以来。この間『郵便配達夫の恋』では、神戸に行ったんですけどね、やっぱり冬に神戸に行かないとね、冬って感じがしない。
岡田:僕ね、毎年毎年、ロビーに飾るクリスマスツリーを作るのが楽しみになってまして、神戸のロビーで畑中と今回はどんなテーマにしようかと考えて「あっ、クリスマスが始まった」と感じるんですね。今回はまず名古屋でツリーを作ることになると思うのですが、また神戸で素敵なツリーを用意して皆さんをお待ちしたいと思います。畑中は?
畑中:もうね、本当に「よし神戸いくぞっ!」て感じですね。昨年の『少年ラヂオ』は、打撲とか肉離れとか、ケガが多かったので、なるべく五体満足に神戸の皆さんとお会いできるように頑張りたいと思います。
西川:そして、今回はただの神戸じゃない!! お芝居でも行きますけど、お芝居が終わった後が大変! 大騒ぎさ!! まず、『猫と針』のビデオライブ(※参照2)。そして、ガレージセール(※参照3)。
畑中:もりだくさんの公演になっています『トリツカレ男』。
三人:神戸の皆さん、劇場でお待ちしています。
西川:『大西』のマスター、『味加味』のおかあさーん、またうかがうのを楽しみにしています。
※参照1:『クロノス』…梶尾真治さんの短編小説「クロノス・ジョウンターの伝説」を舞台化し、2005年冬に 上演。愛する人を救うため、自分の全てをかけて過去に旅立つ、主人公・吹原和彦を菅野良一が熱演した。
※参照2:『猫と針』ビデオライブ…作家・恩田陸の書き下ろし戯曲、扉座の横内謙介演出による『猫と針』(2007年8月・9月に、東京・福岡にて上演)を大型スクリーンにて上映。
【日時】11/23(金・祝)18:00上映開始
【会場】神戸アートビレッジセンター
【料金】<全席指定・税込>2,500円(前売り券は完売いたしました。当日券は開演の30分前より受付にて販売いたします)
※参照3:ガレージセール…過去の公演で実際に舞台で使用した衣裳・小道具などを一挙公開。劇団員によるイベントも開催。
【日時】11/24(土)13:00オープニングイベント(アベニュー広場)/14:00ガレージセール開始
【会場】新神戸オリエンタル劇場&新神戸オリエンタルアベニュー
【料金】<全席指定・税込>2,000円(お買い物券1,000円付) |