音楽とダンスと芝居をミックスした究極のエンターテイメントショー「ROCK'N
JAM MUSICAL」。今回でシリーズ2作目となるこの舞台は、ミュージシャン、ダンサー、舞台俳優など、各ジャンルの第一線で活躍しているプロたちが集結し、それぞれの強みと持ち味を惜しげもなく披露しながらステージの上で火花を散らし合う、いわばエンタメの異種格闘技戦。とにかく出てくる登場人物がみんな濃いキャラクターなので片時も目が離せないのである。たとえば、主役の永山たかし、柳沢なな、川野直輝の、飄々とした中にも芯がある今風の個性があるかと思えば、ROLLYや寺田恵子、松岡英明といったベテランミュージシャンのアクの強さは、ほんの一瞬の登場でも鮮烈な印象を残していく。及川健や森川次朗も独自のキャラで他とは一線を画しているし、Takuyaや伊達晃、佐藤美貴なども主役を喰う勢いの存在感を放っている…というように。

これら濃すぎるメンツを見ているだけでも充分お腹いっぱいのステージなわけだが、もちろん、それだけにとどまらない。なんと、芝居の合間に流れる曲は、セット裏に待機した生のバンドが演奏。しかもほぼ全曲書き下ろしのオリジナル曲だというから驚きだ。ストーリーが佳境にすすむにつれて、劇場はいつしかロックのコンサート会場のように、熱く盛り上がっていく。おとなしく座って観ていた観客もここぞとばかりに立ち上がり、腕を振り上げている、踊っている。…そう、実は観客もこのロック・エンターテイメントを完成させるために無くてはならない必須メンバーだったのだ。

前作よりもさらにパワーアップした感のある「ROCK'N
JAM MUSICAL II」は、今回の神戸公演で千秋楽を迎えた。ロックライブにふさわしく、最後は楽しく歌って騒いで踊って終わり。会場全体がひとつになって大盛り上がりの大団円となった。再演を望む声が早くも聞こえてきそうである。
|