新神戸オリエンタル劇場
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毎日インターネットやゲームに明け暮れる3人の若者。ある日、ネットで奇妙な画面にアクセスしてしまったユウイチは、そのまま気を失って病院へ担ぎ込まれる。ところがそこはとんでもない怪病院で、地下室では夜な夜な秘密のロック・パーティーが催されているようなのだ。謎めいたこの病院に興味を抱き、ゲーム感覚で潜入を試みる3人。しかしそこには一癖もふた癖も変わった医者や看護婦、患者が勢ぞろい。彼らがそこで見たもの、そしてたどり着いたところとは…!?
楽とダンスと芝居をミックスした究極のエンターテイメントショー「ROCK'N JAM MUSICAL」。今回でシリーズ2作目となるこの舞台は、ミュージシャン、ダンサー、舞台俳優など、各ジャンルの第一線で活躍しているプロたちが集結し、それぞれの強みと持ち味を惜しげもなく披露しながらステージの上で火花を散らし合う、いわばエンタメの異種格闘技戦。とにかく出てくる登場人物がみんな濃いキャラクターなので片時も目が離せないのである。たとえば、主役の永山たかし、柳沢なな、川野直輝の、飄々とした中にも芯がある今風の個性があるかと思えば、ROLLYや寺田恵子、松岡英明といったベテランミュージシャンのアクの強さは、ほんの一瞬の登場でも鮮烈な印象を残していく。及川健や森川次朗も独自のキャラで他とは一線を画しているし、Takuyaや伊達晃、佐藤美貴なども主役を喰う勢いの存在感を放っている…というように。

れら濃すぎるメンツを見ているだけでも充分お腹いっぱいのステージなわけだが、もちろん、それだけにとどまらない。なんと、芝居の合間に流れる曲は、セット裏に待機した生のバンドが演奏。しかもほぼ全曲書き下ろしのオリジナル曲だというから驚きだ。ストーリーが佳境にすすむにつれて、劇場はいつしかロックのコンサート会場のように、熱く盛り上がっていく。おとなしく座って観ていた観客もここぞとばかりに立ち上がり、腕を振り上げている、踊っている。…そう、実は観客もこのロック・エンターテイメントを完成させるために無くてはならない必須メンバーだったのだ。

作よりもさらにパワーアップした感のある「ROCK'N JAM MUSICAL II」は、今回の神戸公演で千秋楽を迎えた。ロックライブにふさわしく、最後は楽しく歌って騒いで踊って終わり。会場全体がひとつになって大盛り上がりの大団円となった。再演を望む声が早くも聞こえてきそうである。

text / Miho Nogami

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