教会をイメージした舞台に、白で統一した衣裳の6人が登場。左から、Aouko(メゾソプラノ)、Yui(ソプラノ)、Sola(リードボーカル・アルト)、Malw(リードボーカル)、ten-ten(ボイスパーカッション)、HANA(ベースボーカル)。のっけから軽快なアップテンポのナンバーで会場を一気にQ.T.カラーに染め上げる。今日は、なんといっても「Changing Nine Tour」のファイナルステージ。また、これまでリードボーカルを務めていたMalwが本日のステージをもってQ.T.を卒業するということもあって、メンバーも、観客の私たちも、いつもに増した緊張感と高揚感に満ちているようだ。

SolaとYuiがそれぞれリードをとる楽曲がつづく。女性コーラスならではの繊細かつ伸びやかに広がる歌声が、耳にココロにやさしく響いてすっかり夢心地。その余韻に酩酊していたかと思えば、今度はMCでのメンバー同士の軽妙なやりとりについつい吹き出してしまう。さすが関西の女の子たち、といったハジけっぷり。対して歌が始まると途端にプロフェッショナルな顔つきに切り替わって観客を圧倒するのだからさすがだ。
中盤には、Malwの後に新メンバーとして加入するMinamiが登場。初めましての挨拶も兼ねてMinamiのリードで数曲を披露した。新人とは思えない堂々とした歌声とステージング。これは、将来大物になりそうな予感!

後半。6人は黒系の衣装に着替え、幻想的なバラードから、ジャズやファンクなど、バラエティに富んだ選曲を披露。曲の合間には、会場のどこかに隠れたMalwをメンバーと観客が一緒になって探したり、ten-tenの指示で会場の端から端まで、みんなでウエーブをするなど、次々とユニークな遊びが繰り広げられた。
終盤に向けてMalwのソウルフルなボーカル曲が続く。HANA、tentenの刻む安定したリズムは、力づよく会場の床を揺るがし、AoukoやSola、Yuiの伸びやかなコーラスは私たちをどこか遠くの異空間へと誘う。ラストの曲は、私たちもlalala…と大合唱。歌の力を通じて会場全体がひとつになった。

アンコール。Malwがみんなへ向けてお別れの手紙を読んだ。そこには、Q.T.のメンバーへの思いや今の気持ちなどが飾らない言葉でつづられていて、とにかく前向きに変化しようとしている彼女の強い意志が伝わってきた。だから決して辛い別れではないのだ。
ラストの曲を6人は最高のハーモニーで歌い上げ、コンサートは幕を閉じた。

今回のツアーのキーワードは「change(変化)」。Malwはソロ活動を選び、Minamiは新しく歌の世界に飛び込んだ。グループとしてひとつの節目を迎えたQ.T.Honeyは、私たちに「変化することは勇気がいるけれど、自分の可能性を信じてチャレンジしてみることが大切」そんなメッセージを投げかけてくれた。彼女たちの歌に元気をもらって、自分も新たな一歩を踏み出してみたい、今日のステージを観て、そんなふうに思った人がきっとたくさんいたに違いない。
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