新神戸オリエンタル劇場
公演ピックアップ
公演レポート
公演スケジュール
劇場案内
チケット予約案内
メールマガジン
プレメイト登録
Webマガジン
トップページ
今回で14回目となるDance co. Y・STREAMの公演。題して、『Sele Y・STREAM 掌中の珠玉』。実はこれ、ダンススクールの発表会なんです。でも発表会だといっても、甘く見てはいけません。 毎年開催しているこの発表会。今年は、初の試みとして大人クラスとKIDSクラスと2つに分けて行います。出演する生徒は、99%女性。今回は、中学生以上からなる大人クラスの公演。この『Sele』というタイトルも、“セレブで優雅な一時を”という思いを込めて命名されたそうです。

発表会は、act1とact2が、『ざ・かるちゃーしょっく』と題した、各クラスの競演。act3の『掌中の珠玉 ワ・タ・シ・ノ・ト・ッ・テ・オ・キ 和洋折衷』は、Y・STREAM代表・小川由起子さんの引き出しの中から、お気に入りの品々を出したという演出で、演じるのは、各クラスの生徒の中から実力派と練習熱心なメンバーが集まって結成したユニット。

まず、act1。静まりかえる暗闇の中、スピーカーから大音量で流れ出たのは、ノリのいいヒップホップ。そして始まったのは、総勢27人の若い女の子たちによるストリート系のダンスでした。まさに、ショーの始まりにふさわしいオープニングダンスのタイトルは、“LUPIN BREAK”。しかし、発表会は「セレブで優雅なのでは…?」と思っていると、続いてのダンスは、白い衣装に身を包んだ女性14人による、バレーを基調としているしっとりとしたダンス“Norah”でした。少々、ご年配の方の姿も見受けられ、まさにセレブ。その後は、再びストリート系のダンス…。それは緊張と緩和。セレブもありつつ何でもありという懐の深さ。

act1のトリを飾るのは、 “jia(土ノ精ト火ノ精ガ織リナス大地ノ息吹)”。バレーを取り入れたインド風のエキゾチックなダンスから、後半は一転して激しい踊りとなり、最後は、舞台前面から数本の火柱が! とても熱気の伝わる舞台でした。全部で12演目1時間ほど。

act2は、“修羅場〜大奥より〜”と題した演目から幕を開けました。江戸城内の書割をバックに、総勢35人の女性が着物姿でタップダンスを踊るのは圧巻。プラス、殿様役で年配の男性がお1人そこに混じり、コミカルなステージでした。その他、前半はヒップホップやジャジーな曲に乗せたタップダンスを。後半は中華風やインド風のエキゾチックなものを織り交ぜたダンスを披露。act1と同じく、全部で12演目1時間ほど。

そしていよいよact3。スモークがステージを包み、黒い衣装に身を包んだ15人の女性ダンサーが、ミュージカル風のタップを踊る“PHANTOM of OPERA”で開始。津軽三味線奏者・藤本欣志先生の演奏のみで2人がタップを踊る“津軽三味線collabo−青森あいや節−”、しっとりとしたクラシックダンス、激しいストリートダンス等々と続き、ラストは、藤本先生の三味線で総勢22人の女性がバレーを取り入れたダンスとタップを披露するという、“津軽”で幕を閉じました。ラストは、客席に向かってバズーカが炸裂! 金色のリボンが盛り上がる客席に舞いました。全部で9演目1時間ほど。

普通、発表会といえば内輪の雰囲気ムンムンで、あまり楽しめるといったものではありませんが、このY・STREAMの発表会は、普通の発表会ではありません。クオリティが高く、トータル3時間という時間を感じさせない、そして飽きさせないステージで、充分、楽しむことができました。 これが、女版『THE CONVOY SHOW』を目指すY・STREAMなんですね。

text / Takamasa Sasaki

一覧に戻る
 プライバシーポリシーご利用上の注意